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白描 源氏物語

【第八帖】花宴(はなのえん)

■本日の帖

憂き身世にやがて消えなば尋ねても草の原をば問はじとや思ふ

■現代語訳

(朧月夜)「不幸せな私がこのままこの世から消えてしまったら、名乗らなかったからといって、あなたは草の根を分けてでも私を尋ねようとはなさらないでしょうか」

■鑑賞

その二月(きさらぎ)の頃、桜の宴が催されます。
源氏の君の舞いや詩の見事さに、人々は深い感動を受けます。 宴の後の夜も更けて、源氏の君は酔い心地のまま、藤壺の宮にお逢いできるかと、大胆にも後宮をうかがいます。 そこへ、
「朧月夜(おぼろづきよ)に似るものぞなき」
と歌いながら歩いてくる姫君がいます。 源氏の君に袖をとらえられた姫君は、おびえながらもあの源氏の君と知ると、心許して一夜を共にします。再会の約束に二人は扇を交わしました。
この朧月夜の姫君は、右大臣家の六の君で、弘徽殿(こきでん)の女御(にょうご)の妹君。 四月には春宮(とうぐう)への入内も決まっていたのですが、姫君もあの夢のような逢瀬が忘れられず、人知れず物思いに沈むのでした。