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白描 源氏物語

【第四十六帖】椎本(しいがもと)

「われなくて 草の庵は 荒れぬともこのひとことは かれじとぞ思ふ」

■現代語訳
私の亡き後、この草の庵(いおり)は荒れ果てましても、娘どもの後見人になろう というお約束の一言だけは信じております。(八の宮)

■鑑賞

その頃、八の宮はご自分に残された日々は少ないとお考えでした。 美しい姫君たちを、このままただ山里に埋もれさせてしまうのは不憫でなりません。
「私の亡き後、娘どもの後ろ盾になってくださいますよう・・・」
と、薫の君に行く末をお託しになる一方で、
「そなたたちは帝の孫、宮家にふさわしい人物に出逢わぬ限り、結婚はせず、この山里を離れぬように」
と、姫君たちに訓戒をお残しになります。
八の宮が帰らぬ人になったのは、その仲秋の頃でした。 突然の別れに、姫君たちの悲しみは大きく、喪が明けた頃、薫の君は大君に愛を打ち明けますが、大君は涙にくれながらも、父上のご遺言を守り抜く所存です。
色好みの匂宮も、薫の君から話に聞いた宇治の姫君にご執心で、中の君に恋文などお送りのご様子です。 しかし大君は、妹にはまじめな薫の君との結婚を望んでおいででした。 明くる夏、純色の喪服姿の姫君達を垣間見た薫の君は大君への想いをまた一層かきたてられます。