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白描 源氏物語

【第三十帖】藤袴(ふじばかま)

「朝日さす ひかりを見ても 玉笹の葉分けの霜を 消たずもあらなむ」

■現代語訳
「朝日さす光(帝のご威光)に接しても、玉笹の葉分けの霜のような私を忘れないでください」
(螢宮)

■鑑賞

玉鬘は思案に暮れています。 秋好中宮は、源氏の殿のご養女で義理の姉にあたり弘徽殿女御(こきでんのにょうご)は、内大臣家の実の姉です。
(姉君たちと籠を競うなんて、とんでもないこと)
しかしそんな玉鬘の思惑と関係ないところで、帝の思召しもあり、尚侍への出仕が正式に決定します。これが最後と、あきらめきれない君達から、恋文がたくさん届きました。内大臣の父上は、髭黒大将(ひげくろのたいしょう)を婿にお望みなのですが、既婚者で、しかもその北の方は、紫の上の異母姉妹にあたる人です。何より、玉鬘がもっとも気乗りしない花婿候補でした。 玉鬘は、憎からず思ってきた螢宮だけにお返事なさいます。
「心から望む出仕ではございませんから、あなたのことを決して忘れたりはしません」
さて、今なお玉鬘をあきらめきれぬのは、源氏の殿とて同じこと。表向き宮仕えという形にして懸想心は人に気づかれぬよう ごまかそうという考えもありましたが、それも人には見抜かれていたようです。