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白描 源氏物語

【第三帖】空蝉(うつせみ)

昼より、西の御方の、わたらせ給ひて、碁打たせ給ふ。

■現代語訳

お昼から、西の御方さま(軒端荻)がお見えで、碁をお打ちになってらっしゃいます。 『碁を打つ軒端荻(左)と空蝉(右)』

■鑑賞

空蝉が忘れられない源氏の君は、継娘の軒端荻と碁に興じるその姿を垣間見ます。 若い軒端荻の官能的な美しさに比べどちらかといえば見栄えのしない空蝉に、しかし、源氏の君はつつましく品のあるたしなみ深さを見出したのです。
夜のふけるのを待ち、源氏の君はふたりの寝所に忍び込むのですが、気配に気づいた空蝉は薄衣(うすぎぬ)を残して、そっと寝所を離れます。 寝所に一人残されたのは軒端荻。 源氏の君が人違いに気づいた時はすでに遅く、それと悟られぬように取りつくろい、契りを結んでしまうのでした。
源氏の君は空蝉が残した小袿(こうちぎ)をそっと持ち帰ります。かたくなに拒み続ける空蝉に、それでも源氏の君の想いは深くつのるのでした。