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白描 源氏物語

【第二十九帖】行幸(みゆき)

「うちきらし 朝ぐもりせし みゆきにはさやかに空の光やは見し」

■現代語訳
「朝曇りした雪空でございましたから。空の光…帝のお姿を拝することなど、どうしてできましたでしょうか」
(玉鬘)

■鑑賞

源氏の殿は玉鬘に強くひかれながらも仮に妻としたときの周囲のわずらわしさを思わずにはいられません。 そこで源氏の殿は、玉鬘に尚侍(ないしのかみ)として宮仕えするようおすすめになり、十二月の冷泉帝の大原野行幸(おおはらのぎょうこう)のご見物に行かせます。 源氏の殿に瓜二つで見目麗しい帝に、玉鬘は心動かされますが、まだ答えは出しかねていました。
「あの帝にお仕えできるのです。ご決心なさい」
源氏の殿は玉鬘の入内(じゅだい)を実現するために、裳着(もぎ)の式(成人式)をご計画なさいます。
腰結(こしゆ)いの役は、内大臣をおいてほかはなく、晴れて実の父子のご対面となりました。 近江の君は、玉鬘の宮仕えを羨ましがって、柏木の中将がたに不満を訴えます。
「そんなに出仕したいのならどうして私に相談しなかったのだ」
と、内大臣は近江の君をからかって面白がります。
「自分の娘を笑いものにするなんて、ひどいお父さまですこと」
と、また世間によくない噂が立ったそうです。