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白描 源氏物語

【第二十六帖】常夏(とこなつ)

「なでしこの とこなつかしき 色を見ばもとの垣根を 人やたづねむ」

■現代語訳
「撫子の姫君の、いつまでも見つめていたい美しさよ。父君である内大臣が見たら、母上(夕顔)を思い出してお尋ねになることでしょう」
(光源氏)

■鑑賞

(どうしてこうもあらずもがなな恋をしてしまったのか)
源氏の殿の玉鬘への想いは、未だお定まりになりません。
(六条院に住まわせたまま、婿を通わせて大事に世話をし、人知れず忍び逢い、この気持ちをなぐさめようか)
と、親らしからぬこともお考えです。
一方、内大臣も、ご落胤として名乗り出た近江の君に、困り果てていました。 お父さまに似て、きよらかな面立ちでいらっしゃるのですが、野育ちで、和歌や礼儀作法のおたしなみもございません。 弘徽殿女御(こきでんのにょうご)に行儀見習いを仰せつかると、近江の君は有頂天になって、文に歌を書きつらねて贈りますが、その文は、主文は凝りすぎ、用件は具体的すぎで全体にくどくどとしていて、また歌は支離滅裂といった具合です。 女御さまの困惑や、侍女たちの失笑もよそに、天真爛漫な近江の君は思い切りおめかしもして、お会いできる日を楽しみにお待ち申し上げます。