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白描 源氏物語

【第十三帖】明石(あかし)

「住吉(すみよし)の神、近き境(さかひ)を鎮(しず)め護り(まも)たまふ。まことに跡(あと)を垂れたまふ神ならば、助けたまえ」

■現代語訳
「住吉の神、この近海を鎮めお護りになる神よ。まことに本地垂迹(ほんじすいじゃく)の神でおわすのなら、助けさせたまえ」(光源氏)

■鑑賞

上巳(じょうし)の節句の日から、突如吹き荒れた暴風雨は静まることはなく、風雨をついて都から届いた紫の上の切ないお手紙が、源氏の君の悲しみをかき立てます。 このまま世界が滅びてしまいそうな嵐と高波、雷鳴が轟く中で、源氏の君は住吉の神に、さまざまの大願をお立てになります。 海が静まると、故桐壺院が夢見に立ち、「須磨を去れ。住吉の神が案内するだろう」とお告げになります。その夢告と時を合わせるかのように、明石の入道が源氏の君を迎えにやってきました。その頃、都でも不思議な事件が続いていました。 桐壺院の幻を見た朱雀帝は眼病を患い、弘徽殿大后も思い病に伏せります。 「これも故院の遺言を守らずに、源氏の君を悲境に追いやった報いなのか」帝は譲位の決意も固く、源氏の君召還の宣旨をお下しになります。残された明石の一族の思いは複雑でした。 源氏の君と結ばれた明石の君は、めでたく懐妊していたのです。