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白描 源氏物語

源氏物語とその時代 源氏物語の構成 紫式部について 白描画とは

  目次
第一帖

桐壺(きりつぼ)
>> をさな心地にも、はかなき花・紅葉につけても、心ざしを見えたてまつり

第二帖

帚木(ははきぎ)
>>この品々を、わきまへ定め争ふ。いと、聞き憎きこと多かり。

第三帖

空蝉(うつせみ)
>>昼より、西の御方の、わたらせ給ひて、 碁打たせ給ふ。

第四帖

夕顔(ゆうがお)
>>白き扇の、いとうこがしたるを、 「これを置きて、参らせよ。 枝も情なげなめる花を」

第五帖

若紫(わかむらさき)
>>雀の子を、犬君(いぬき)が逃がしつる。 伏籠(ふせご)の中に、籠めたりつるものを・・・

第六帖

末摘花(すえつむはな)
>>「なつかしき色ともなしに何にこの すゑつむ花を袖にふれけん」

第七帖

紅葉賀(もみじのが)
>>「『儺(な)やらふ』とて、犬君(いぬき)が、 これをこぼち侍りにければ、
つくろひ侍るぞ」とて、 「いと大事」とおぼいたり。

第八帖

花宴(はなのえん)
>>憂き身世にやがて消えなば尋ねても 草の原をば問はじとや思ふ

第九帖

葵(あおい)
>>「嘆きわび空に乱るるわが魂を 結びとどめよしたがひのつま」と、
のたまふ声・けはひ その人にもあらず、変はりたまへり。

第十帖

賢木(さかき)
>>「神垣(かみがき)はしるしの杉もなきものを いかにまがへて折れる榊ぞ」

第十一帖

花散里(はなちるさと)
>>たちばなの香をなつかしみ郭公(ほととぎす) 花散る里をたづねてぞ訪ふ(とう)

第十二帖

須磨(すま)
>>「初雁は恋しき人のつらなれや 旅の空とぶ声のかなしき」

第十三帖

明石(あかし)
>>「住吉(すみよし)の神、近き境(さかひ)を鎮(しず)め 護り(まもり)たまふ。
まことに跡(あと)を垂れたまふ神ならば、 助けたまえ」

第十四帖

澪標(みおつくし)
>>みをつくし恋ふるしるしにここまでも めぐり逢ひける縁(えに)は深しな

第十五帖

蓬生(よもぎふ)
>>古(ふ)りにたる御厨子(みづし)あけて、 唐守(からもり)・藐姑射(はこや)の
刀自(とじ)・ かぐや姫の物語の、絵にかきたるをぞ、 時々のまさぐり物にしたまふ。

第十六帖

関屋(せきや)
>>「逢坂の関やいかなる関なれば しげき嘆きの中を分くらん」

第十七帖

絵合(えあわせ)
>>須磨の巻、出で来たるに、 中納言の御心、騒ぎにけり。

第十八帖

松風(まつかぜ)
>>身をかへて ひとり帰(かへ)れる 山里に 聞きしに似たる 松風ぞ吹く

第十九帖

薄雲(うすぐも)
>>「入日さす 峰にたなびく 薄雲(うすぐも)は 物おもふ袖に 色やまがへる

第二十帖

朝顔(あさがお)
>> 童(わらわ)べおろして、雪まろばしさせたまふ。 「いと多う、まろばさん」と、
ふくつけがれど、えも押し動かさで、わぶめり。

第二十一帖

少女(おとめ)
>>「恋(こひ)しとはおぼしなむや」とのたまへば、 すこしうなづきたまふさまも、幼げなり。

第二十二帖

玉鬘(たまかずら)
>>「恋(こ)ひわたる 身はそれなれど 玉かづら いかなるすぢを 尋ね来つらむ」

第二十三帖

初音(はつね) >>年月(としつき)を まつにひかれて 経(ふ)る人に けふうぐひすの
初音(はつね)きかせよ

第二十四帖

胡蝶(こちょう)
>>春に日のうららにさして行(ゆ)く 舟は棹(さお)のしづくも花ぞちりける

第二十五帖

螢(ほたる)
>>にはかにかく掲焉(けちえん)に光(ひか)れるに、あさましくて、 扇(あふぎ)を
さし隠(かく)したまへるかたはら目(め)、 いとをかしげなり。

第二十六帖

常夏(とこなつ)
>>「なでしこの とこなつかしき 色を見ば もとの垣根を 人やたづねむ」

第二十七帖

篝火(かがりび)
>>篝火(かがりび)に たちそふ恋の 煙こそ よには絶えせぬ ほのほなりけれ

第二十八帖

野分(のわき)
>>ここかしこの草むらによりて、いろいろの籠(こ)を持てさまよひ、
撫子(なでしこ)などのいとあはれげなる枝(えだ)ども 取りもてまゐる。

第二十九帖

行幸(みゆき)
>>「うちきらし 朝ぐもりせし みゆきには さやかに空の光やは見し」

第三十帖

藤袴(ふじばかま)
>>朝日さす ひかりを見ても 玉笹の 葉分けの霜を 消たずもあらなむ

第三十一帖

真木柱(まきばしら)
>>にはかに起き上がりて、 大きなる籠の下になりつる火取りを取り寄せて、
殿のうしろに寄りて、さと沃(い)かけたまふ・・・

第三十二帖

梅枝(うめがえ)
>>花の香は 散りにし枝に とまらねど うつらむ袖に あさくしまめや

第三十三帖

藤裏葉(ふじのうらば)
>>男君は、夢かとおぼえたまふにも、わが身いとど 厳しうぞおぼえたまひけんかし。
女は、いとはづかしと 思ひしみてものしたまふも、ねびまされる御ありさま、 いとど飽かぬところなくめやすし。

第三十四帖

若菜 (上)(わかな)
>> 猫のいたく鳴けば、見返りたまへる面もち、もてなしなど、 いとおいらかにて、
若くうつくしの人やと、 ふと見えたり。

第三十五帖

若菜 (下)(わかな)
>>今日の拍子合はせ(ひょうしあわせ)には童(わらべ)を召さむとて、
右の大殿(おほいどの)の三郎、 尚侍(かん)の君の御腹(おむはら)の兄君笙の笛(そうのふえ)、
左大将の御太郎(おむたろう)、 横笛と吹かせて、簀子(すのこ)にさぶらはせたまふ。

第三十六帖

柏木(かしわぎ)
>> 「あはれ。残り少なき世に生ひ出づべき人にこそ」 とて、抱きとりたまへば、
いと心やすくうち笑みて、 つぶつぶと肥えて白ううつくし。

第三十七帖

横笛(よこぶえ)
>>わづかに歩みなどしたまふほどなり、 この筍(たかうな)の櫑子(らいし)に、
何とも知らず立ち寄りて、 いとあわたたしう取り散らして、 食ひかなぐりなどしたまへば……

第三十八帖

鈴虫(すずむし)
>> へだてなく はちすの宿を 契りても きみがこころや すまじとすらむ

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