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  源氏物語メールマガジン >> 【69】ドン・ファンと光源氏

  【69】ドン・ファンと光源氏
 



        今回は東西の二大好色男を比較してみます。

──────────────────────────────────
◆光源氏に匹敵する男とは
──────────────────────────────────

小説にもなったスペインの伝説の男、
稀代(きたい)の色事師ドン・ファン・テノーリオ。

身分が高く、裕福でヒマがあり、立派な妻がいるにもかかわらず
女と見れば容貌も貴賎も問わず言い寄り、
相手が拒んでも無理やり思いを遂げてしまう強引な人物。
自信に満ちあふれ、遠慮も反省も後悔もなし。

だれかによく似ています。
そう、光源氏です。
このふたり、いったい何人の女性を泣かせたのでしょう。


モーツァルトのオペラ『ドンジョヴァンニ』では
ドン・ファンの従者レポレッロが
「カタログの歌」でドン・ファンの行状記を歌います。


───────────────────────────────
イタリアで640人、ドイツで231人、フランスで100人、
トルコで91人、そしてスペインでは1003人。
あらゆる身分、あらゆる姿かたち、あらゆる年齢のご婦人がた…♪
───────────────────────────────


2000人を超えていますね。
見さかいのない色事師、女たらしというのが
ドン・ファンの一般的な評価でしょう。
しかし、ドンファンはどんな女性にも魅力を見い出す
特別な能力を持っていたのだと、
その女性遍歴を擁護する考えもあります。

また音楽の話になりますが、
リヒャルト・シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』は
勇壮ではなやかな響きを持ち、主人公は
市民的な価値観と闘う恋の英雄であるかのように描かれます。
ドン・ファンはここでは信念の人なのです。


──────────────────────────────────
◆地獄に堕ちなかった色事師
──────────────────────────────────

ドン・ファンは最後には地獄に飲み込まれてしまいます。
悪い者は滅ぶという勧善懲悪。
では、源氏は何か罰を受けたでしょうか。

不義が露見して須磨に退居したのは神罰でもなんでもないので、
地獄に堕ちることも、破滅することもなく一生を終えています。
それどころか源氏は人臣として最高の栄華を極めているのです。


きっかけは興味本位でも女性を尊重する気持があり、
最後にアフターケアまでしてしまうというのは
ドン・ファンにはできない芸当でした。

紫式部が源氏に天罰を下さなかったのは
情状酌量の余地があったから。そしてなにより
理想の男の生涯を描くつもりだったからでしょう。


ただ第二部に入ると、
老いた源氏は理想の男の輝きを失っていきます。
計算高いずるさも目立つようになりますが、
実はそれらは若い頃の行動にも見られたものでした。
作者の描き方があっさりしていただけなのです。

最後にあらためて美しくない側面を描くことで、作者は
源氏の本性を明らかにしておきたかったのかもしれません。



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