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  源氏物語メールマガジン >> 【60】セレブ女性のお出かけ

  【60】セレブ女性のお出かけ
 



     今回は女性の外出に欠かせなかった市女笠の話題です。

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◆紫外線も視線もカット
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平安時代、高貴な女性が徒歩で外出する際に被ったのが
市女笠(いちめがさ)という被り笠。
菅(すげ)を使った編笠の一種で、
頭を入れる中央部がこんもりと高く、周縁部は大きくて
両肩をすっぽり覆うほどのビッグサイズでした。

時代によって素材やサイズ、デザインは変化していますが、
絵を見るかぎり、平安時代のものは巨大でシンプルな形をしています。

身近な例では、『一寸法師』の絵本に描かれる都のお姫さまは
市女笠を被っていることが多いようです。

『源氏物語』で玉鬘の長谷寺詣での場面に
「壺装束」とあるのは、外出時の装束全体を指す言葉。
市女笠を被り、長い垂髪を着物(袿:うちき)の中に入れ、
着物の裾をつまみ上げて紐で結び、足には草履を履いた姿です。

市女笠の周囲に薄い布を長く垂らした絵もありますが、
これは虫垂衣(むしのたれぎぬ)というもの。
縄文時代から使われていた苧麻(からむし)という
植物の繊維で織ってあり、ベールのような効果で顔を隠します。

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◆もとは庶民のファッション
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市女笠は頭に直接被ることもあり、
被衣(かづき)の上に被ることもありました。
被衣は単(ひとえ)の衣を頭からすっぽり被るもの。
笠が普及するまでは、これで顔を隠していたのです。

紫式部も清少納言も
他人に顔を見られるのは恥ずかしいと書いていますが、
他人から見れば女性が顔を隠すのは身分が高いという証拠。
被衣と笠で二重に顔を隠したお出かけスタイルは
高貴さを周囲に知らしめるには十分だったことでしょう。

女性の間で市女笠が広まったのは
平安中期の物詣ブームという背景があったからと考えられます。

男性はあまり使わなかったようですが、
雨中の行幸の供奉(ぐぶ=お供すること)などに
公卿階級の人々が使用していたそうです。
名前が局笠(つぼねがさ)だったり窄笠(つぼみがさ)だったりして
わかりにくいのですが、実質は男性用の市女笠です。

市女笠の「市女」は市で働く女性のこと。
この女性たちが使っていた晴雨兼用の被り笠が市女笠で、
平安中期に貴族がそれを採り入れたのです。
労働者の笠なので、最初はそれほど大きいものではなかったでしょう。


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